天牌に学びを得たニートの牌譜検討
久々の更新! 地元札幌に帰り平穏な日々を過ごしているシオザイアです。
帰省する度に思うんだけど、札幌は良い場所。飯は美味いし人は東京に比べるとそんなに多くないし冬場以外は過ごしやすい。
皆も人生に疲れたら是非札幌に来ると良いよ。
ツイートはしたんだけど大学を辞める事にした。
晴れてニートになってしまった。
3年通って中退って中途半端だと言われるけど、俺自身はなんの後悔もしていないのでご心配なく。まあなんの問題も無く卒業できるならそれに越したことはないんだろうけど。
今日はその話…かと思いきやそれはまた今度。辞めた経緯とか今後どうするかとか、書く内容が多すぎる。小分けにして記事更新していければなーと思う。
個人的に面白い一戦があったのでその検討をしていく。少し長めだけどご容赦を。
満貫ツモって迎えた東2局親番。一向聴。ここでは8p切りとした。
8pと2mの比較。8p残しての7pツモがフリテン8枚受けに対して、2m残しての3mツモが出和了できる7枚受けなので2m残しが勝る。
理由を書くと当たり前じゃんって思うけど、自分で切ってるから!って言ってあまり考えずに2mツモ切ってしまう人は結構多いと思う。
ドヤァ…( ・´ー・`) 打西。
これは貰ったななどと余裕こいていると、この後対面に目立つ仕掛けが入る。
ドラの9sポン打7sから、
2mチー打8s。クリミスでもしてない限り100%聴牌。
9sポンする前の牌姿は
7899s 34m xx 〇〇(雀頭)
あと、7巡目の7sツモ切りは上の牌姿に7sを一個付け足して
77899s 34m xx 〇〇
この形から切っていることが分かる。
xxが愚形ターツだった場合、変化と打点を考慮してxxの方を払っていくのが普通の進行だと思うのでほぼ良形聴牌だろう。
河だけ見ると残り筋は萬子2本、索子1本、筒子5本の計8本あるが、その内47mは割と否定できる。何故か?
対面が47m待ちだとすると、7巡目の7sツモ切り時の牌姿は
77899s3456m〇〇 ここから打7s
カン8s聴牌を拒否していることになる。
8sが二枚切れだからありえない訳ではないけど、ポン材が3つあって萬子の4連形に頼らずとも変化は多いから普通はとりあえず聴牌取りそう。
まあ実戦で考えるべきことはこれくらいか。
満貫親被りたくないなとか下家どっから2m鳴かせてんだよwだの愚痴っていると
自分にも聴牌が入る。選択肢は4つ。
①3s切り立直
②3s切りダマ
③4s切り立直
④4s切りダマ
シオザイア八段の選択は…
④の4s切りダマ。手堅い…といえば聞こえはいいけど、加点チャンスを逃しているとも取れる。一つずつ検討していこう。
まず①。3s切って立直すれば親満以上確定だが、3sは対面に通っていない。
対面の残り筋が5本なので、単純計算で3sの放銃率は20%。自分も勝負手とはいえ、5分の1で満貫と言われる牌を勝負するのはかなりリスキー。自分は3s押さない方が良いと思う。もし3s押すって人いたらコメントなりDMなりくだしあ。
②の3s切りダマのメリットは脇から25s拾える可能性が生まれること…と思いきや鳳凰卓ではそうもいかない。
ドラポン3副露相手に迫真の3sプッシュを見た他家は、親も聴牌と考えて対応してくる。25sは現バリとはいえそう簡単に打ち出される牌ではない。
自分が選択した④の4s切りダマも微妙だったかなー。メリットは危険牌を掴んでも回れることだけど、親のドラドラは十分な勝負手なんだよな。対面の切る5m3sを捉えられないのは寒い。
まだ東2なので加点重視で③の4s切り立直が一番良いと結論づけた。4s切りダマが大ミスとまでは思わないけど、自分らしい選択ではなかったし反省。
しかしミスが直接結果に繋がるとも限らないのが麻雀なわけであって。
如何にもって感じの5pを止めて…
聴牌維持。ドヤァ…( ・´ー・`)
まあこれはダマにしたらこうなるんだけどw 当たり牌使い切って聴牌維持って気持ち良いよね。
最近Kindleで天牌読んでいるんだけど、あの人達当たり牌掴んだら役満張っていようが必ず止めるんだよね。
僕は平成生まれのインターネット麻雀オタクだから、こんなのありえないだろwって笑ってしまう。けど不思議と読み入ってしまう。
あんな風に麻雀打てたらそれはそれで楽しいだろうね〜。
次局。
対面上家が速そうなことを懸念し、メンタンピン三色を夢見て残していた4sをここでリリース。
ここも中をポンして6m切り。安い副露手では出来るだけリスクを負わない!
うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
2600放銃。まあいいでしょう。
ここまでは大きなミスもなく並に打てている。が、次局が大問題。
下家の親が萬子の混一色でもう聴牌していてもおかしくない。9mしか余っていないからまだ張ってない事の方が多いとは思うけど。
3m切ってロンって言われるのが一番嫌だけど、チーなりポンなり(コロ助じゃないよ)言われるのも同じくらい嫌。
ここはとりあえず打9s。
もし親が遅そうだったら3m切り立直もアリ。
少しして対面から立直が入る。
7sは無筋。
3mは立直には通りそうだけど親には危険だし、そもそも七対子のみのしょーもない待ちでリスクを負う必要が無いからここは2s切ってベタオリだろうね。
…
ヌルイとかいうレベルではない。親にどうぞ和了ってくださいと言っているようなもんだね…。
やってしまったことは後悔してもやり直すことはできないから、こういうA級ミスやらかした時は後で振り返るようにしよう。このミスでメンタルがブレて打牌に影響が出てしまうのが最悪。
自分は最近はミスってメンタルやられることなくなってきたけど、メンタルやられてなくても息をするようにミスを犯すから本当にどうしようもない。
というわけで気を取り直して次だ。
東ラス。一向聴だしとりあえずカンしてから考える。
運介入要素零完全実力制遊戯開始。
十段の宣言牌を捉え僥倖の倍満和了。
思わず「これが僕の"麻雀"です…」と呟いた。
ミスを運だけでカバーしていけ。
ここからしばらく見所なかったので南3までカット!
さて、迎えたラス前。
いつの間にか上家の十段がノーテンで飛ぶ点数になっている。
十段と同卓した時結構勝ってるし、シオザイアもしかしたら安定十一段くらいあるかもしれん。
まず始めに点棒状況等の整理。
下家の親番さえ終わればかなりトップ取れそうなのでさっさと局消化したいけど、自分の和了は遠い。
役牌重なりに期待しつつ無理はしないで安全進行かな。
下家は中ポン打6p。
相当不穏な捨て牌な上に自分の和了は絶望的なので、ここからはガン絞り体制。筒子と生牌は死んでも切るんじゃねーぞ。
1pポンも入ってしまい、後はベタオリしながらお祈りタイム。頼む…何かの間違いで対面か上家和了ってくれメンス…
メンチン模様の上家からツモの発声。
ダンラスの高打点和了は下での争いが起こる分、自分のトップ率が上がるからありがたい!と思ったのもつかの間。
俺は…十段を甘く見ていたのかもしれない…
「ダンラスの十段が九蓮宝燈をツモってトップまで見える位置まで来た」
十段の生命力は伊達じゃなかった。まあ跳満〜倍満くらいだろうなと思ってたらデ〜ン(笑)って鳴って流石に笑うしかなかった。
にしても突然デスゲームに強制参加させられた脇二人がめちゃくちゃ可哀想だ…。
オーラス。上家とは2700差。全力で和了に行きたい局面だけど、対面に満貫放銃するとラス落ちまで見えてくるから先程と同様に無理はせず。
対面が副露して親リーに怯える必要がなくなった。ここから全力前進!
なんやかんやあってようやく形になった。
ドラの8mを切れば聴牌だが、対面にこの8mが切れるだろうか?
対面の副露手出しは発ポンして1枚目の1s,西ポンして2枚目の1s,9sポン打2p。
自分がポンしている3pは2pの直前に手から切られたもの。
気になるのは対面の2度の1s手出し。
これが対子落としだったとすると、1s対子より孤立の中を優先して残したことになる。
それはちょっとなさそう。うーん…。
1123sから1s切った後に4sを持ってきて残したのか?とか
索子の下持っていそうだから混一色かな。でもトイトイのパターンもあるよな…
とか色々考えた。
けどよ、この手から切る牌は一つしかないぜシオザイア。
氷の打牌でトップ。
対面の手は全く読めなかったけど、8m通るときは通るしそもそも他に切る牌無いから許してね。そもそも手組みに問題があるのかもしれないけど。。。
久しぶりに沢山文章書いて疲れたので今日はこの辺で。また近いうちに天鳳の事、生活の事の記事更新するから待っててね。
それでは最後まで読んで下さりありがとうございました!