シオザイアの天鳳日記

天鳳は人生だが人生は天鳳ではない

天鳳民はMリーガーの夢を見るか?その2

こんにちは、何も考えずに記事タイトルを決めた事を若干後悔しているシオザイアです。

沢山の人がその1を読んで下さっているようでとても嬉しいです。

キンマの観戦記等と比べると自分が思った事そのまま書いているだけで相当読みづらいとは思いますが、どうかよろしくお願いします。

 

今回は瑞原と沢崎に注目していきます。

【10/3 第一試合】

<出場選手>

東家 瀬戸熊直樹 (雷電)

 

南家 佐々木寿人 (格闘倶楽部)

 

西家 沢崎誠 (サクラナイツ)

 

北家 瑞原明奈 (Pirates)

 

<牌譜>

東1局0本場

  

東1局1本場  

東2局0本場

 

東2局1本場

 

東3局0本場

 

東4局1本場

 

南1局0本場

 

南2局0本場

 

南3局0本場

 

南4局0本場

 

それでは引き続きやっていきます!

 

南1局0本場

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沢崎、ドラの中をポンして打3s!

これ、僕のTLでは否定の声が多かったけど個人的には良い一打だなと思った。

 

何せラス目の親番で中を切っている瀬戸熊がかなり怖い。中切ってるのがその辺のよく分からん人なら気にしないけど「瀬戸熊」って書いてあるからねw

 

こうしておくと一向聴で必ず安牌が持てるので押し返しやすい。

 

仮に字を切って3sを持っていると258p以外の有効牌ツモや副露でまた一枚字を切ることになる。向聴数が進まなくても、だ。

ブクブクの状態で瀬戸熊と闘うのだけは避けたかったのだろう。

 

 

僕はこの試合、ずっと瑞原にしか目が行っていなかったしなんなら東ラスのめくり合いの時は「69m掴めオヤジ!!!」としか思っていなかったが、この辺りから沢崎という男に惹かれ始めるw

 

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瑞原聴牌、打9mダマ。

平場なら立直しそうだが、沢崎の仕掛けに加え瀬戸熊から親リーがいつかかってもおかしくない。大事故だけは避ける、冷静なダマ。

 

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この黙聴が功を奏し、瀬戸熊の親リーと沢崎の満貫仕掛けを蹴る大きな和了りにつながる! 明奈…😍

 

南2局0本場

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門前聴牌も十分見える手牌だが、沢崎中ポンして打7p。

連盟のベテランプロがこういう仕掛けするイメージなかったので結構意外だった。

やはりこのオヤジ、ただのオヤジではないぞ…

 

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沢崎の仕掛けを受けた瑞原、ここで8sは止めて打2m。

 

まずこの仕掛けをどう評価するか?

 

役牌ポンしての強両面落としなので、確実に打点はあるだろう。最低でも3900といったところか。

 

次に7s→4sの手出しをどう見る?

少し違和感のある切り順か。全て良形ターツだった場合、ドラが3sのため索子の下は早めに固定される事の方が多そう。ドラ周りを厚く持って先に58s固定する事はあまりないだろう。

 

ただし58s否定は全くできない。高そうな仕掛けだし、沢崎に打つのは避けたい点棒状況なので8sは押すならギリギリのラインと感じた。

 

うーん…沢崎の満貫ツモでもほぼ並びだし、押した方がいいのかな?書いていてよく分からなくなったw 自分は8s押しそう。

 

…と思い悩んでいたところ、瑞原選手が感想戦ツイートを投稿した。

 

 

ツイートを拝見したところ、「沢崎さんの仕掛けが索子の混一色にも見えたので、索子の上は押せなかった」とのこと。なるほど、混一色か。

 

確かに混一色は否定できない。一例として

111224677s白白 ポン中中中 打7s

11122467s白白 ポン中中中 ツモ白 打4s

こういうのがある。僕の想定力が足りなかったです。

 

神様視点で観ているが故に分からない事って往往にしてあるんですよね。

打ち手の意志をしっかり汲み取るのって難しい。瑞原選手、ありがとうございます。

 

結果的には、8sを止めた事で手を崩して降りに。

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瀬戸熊が立直するも、沢崎が1000.2000ツモで瑞原との差を着実に縮める。

 

瀬戸熊はさっきから聴牌しても和了抽選すら受けられずに局が終わる展開。キツイ…😢

 

南3局0本場

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親番で超絶怒涛のチャンス手を貰った沢崎、打6m。

 

これは明確に9p切った方が良い!

 

2巡目でこの手材料、萬子14枚の受けを捨てて残り2枚見えのカン8pと心中するのは馬鹿げている。打点はメンピンドラ赤で十分なので好形MAXに構えたい。

 

トップを取るため何としてでもこの局を流したい瑞原の進行を見てみよう。

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真っ直ぐ打9mとした。ここで打5pとするMリーガーも複数いそう。

 

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南が鳴けて満貫聴牌。まあ超絶手なり進行で誰が打ってもこうなりそうではあるけどw

 

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沢崎の宣言牌3pを捉え、デバサイ8000。

これで瑞原はオーラス、沢崎のハネツモも耐える。

 

明奈…やれるのか…?

 

南4局0本場

 

オーラスは寿人瀬戸熊の二人が着順上昇を狙いたい点棒状況になった。

が、この二人に見せ場は最後まで回ってこなかったw 二人とも精彩を欠いた打牌が結構見られたので致し方無しか。

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沢崎聴牌。ドラの8mを切り黙聴に構える。

 

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…一発で3pツモってしまったw

 

まあこれは結果論なのでさておき、自分の手牌だけ見れば即リー優位なのは沢崎も百も承知の事。

 

では何故ダマったのかというと、答えは対面の河にある。

 

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ラス目の瀬戸熊が、序盤は穏やかな切り出しなのに突然23pを払ってきた事を重く見たのだと思う。変則手の匂いがしないのに両面外しは相当怖い。

 

恐らく沢崎は、8mを瀬戸熊に鳴かれる事を考えたのではないだろうか?

仮に打8m立直を選択したとして、瀬戸熊にポンされてのめくり合いは生きた心地がしない。着順上昇がない状況で2→4の着落ち抽選受けるのだけはいくら何でもやってない。

 

まあ実際は8mに声はかからず、更なる加点を逃してしまったわけだが。

 

次のツモが36p以外のツモだったらツモ切り立直したのかな?そこら辺も聞いてみたい。ただ南1局の打3sを考えると沢崎は黙聴続行しそうだなー。

 

 

 

終わってみれば瑞原選手堂々のトップ。圧巻の打ち回しでした。

単に手が入ってたのもあるけど、ストレートな手組みで勝利を収めてくれたのは天鳳プレイヤーとして嬉しい限りです。

 

そして2着の沢崎も独特だがどこか惹かれる麻雀を打っていた。

後は所作や打牌速度に気を付けてくれれば完璧だw

 

ニューフェイスが躍動するこれからのMリーグが楽しみ過ぎるだろ…

 

ちょっとまとまりがなくなってしまったけど今回はここまで!

次回は10/3第二試合について色々書こうと思います💪 それでは!