己が下手さを知りて一歩目①
かなしみよ押し黙って
わたしを縛り付けないで
晴れ渡る空は遠く 塗り潰されて行く
お久しぶりです、シオザイアです。Twitterのアカウントは消しましたが元気です。
上の画像、昇段が見えてきた地点から怒涛のラスパレード。いや、真剣に打ってるんですよ…
常人ならこのままずるずると50連ラスくらい引いて天鳳引退は勿論のこと人生引退も危ぶまれるレベルの地獄だった。ハズレくじ引いたのが俺で本当に良かった。
角田、ありがとう。俺、誰かの命を救えた気がするよ…
さて、今日のテーマは「牌譜並べ」について。
誰が言い始めたのかは知らないけど「見る」ではなくて「並べる」って表現が良いよね。
将棋には「棋譜並べ」というものがある。強い人の対局の記録(棋譜)を見て、それを自分の手で再現するというものだ。将棋ファンの間では代表的な将棋上達法として知られている。
その年のプロタイトル戦からアマチュア大会の決勝まで、約500局の棋譜が収録された「将棋年鑑」という書籍もあるくらいだ。
羽生さんカッケエ。(麻雀界には羽生さんのようなスターっていないよね)
高校生の頃将棋にのめり込んでいた自分は、時間さえあれば将棋年鑑を開き、お気に入りの棋譜を丸々覚える程並べていた。退屈な授業の時は、脳内で棋譜を再生して時間を潰していた。完全に病気である。
本題に戻ろう。牌譜並べは麻雀の上達法としてはあまり浸透していないが、かなり効果的だと思っている。
牌譜並べには2種類ある。
①自分で打った牌譜を並べる
②強者の牌譜を並べる
この二つ。
①はやっている人も多いと思う。ちなみに自分は今まで鳳凰卓で打った牌譜は全て並べている。
説明の前に一応断っておくが、自分の会心の一発ツモのシーンだけを繰り返し再生するのは牌譜並べではなく新種のオナニーだ。快感こそ得られど、雀力に一切成長はない。
たまにやるんだけどね。
この手法の最大のメリットは、実戦での自分の思考・選択が正しかったのかどうかを振り返ることができる点だ。
麻雀は「考えてることは正解だけどミスの多い人」と、「考え方は正解から若干外れてるけど自分でミスだと思う打牌をしない人」だと後者の方が強いゲーム。
いくら平面何切るが得意でも、立直者の現物見落とししてたら勝てないよね。
逆に牌理には疎いけど河の情報を全て正確に拾ってくる打ち手とか結構手強そうじゃない?まあそんな人見た事ないけどw
強くなりたいなら、自分で認知可能なミスは0に近づけていく必要がある。
そのために自分が打った牌譜の中からミスを見つけて修正していこう、というわけだ。
これは地味な作業だし、人によっては苦痛かもしれない。
無理ラスだと思っていたのに、牌譜見返したらミスだらけで完全実力ラスやん…なんて事しょっちゅうある。
ラスって当然の下手さだと言われているようなものだ。そりゃ辛い。
一番最初に貼った画像も、ツイてないとはいえ全部自分の実力不足でラスを量産していた。
牌譜見返すのは苦痛とかいうレベルではなかったw
だけどね、自分の未熟さを認めて、初めて人は成長できる。
あまり面白みのない作業だけど、確実に強くなるって事は俺と安西先生が保証する。
ミスしない漢、一緒に目指そうぜ。
②に関してはまた次回!