牌譜検討①
再度アカウントを消したシオザイアです。空いてる時間があるとすーぐTwitter見ちゃうので、衝動的に削除しました。センター試験終わって気が向いたらまた復活するかもしれません。
皆さんM-1見ました?マジで面白かったです。個人的には敗者復活戦でのラランドがツボでした。ああいう小学生いそう。
決勝、ミルクボーイの面白さは異常でしたね。あんなに面白いのに今年テレビ出たのが初めてっていうのが一番の衝撃です。
二回ともほぼ同じネタなのはちょっとどうかなと思ったけどw どちらもウケてたのでまあ良いでしょう。
お笑い素人なりに、なぜあそこまでウケたのかをちょっとだけ分析したいと思います。
彼らの漫才の何が凄いって、小ボケがほとんどないんですよ。
他の漫才師と比べると手数は少ないけど、ひたすら右ストレートを放つ。
打点のある立直が全部3面張だったらそりゃ優勝するよな、って感じです。
それと「現実味がある」ことですよ。
例えばですけど和牛の「引っ越し」というネタ、本当に面白かったんですけど
「すでに誰かが住んでる物件や築80年の幽霊屋敷の下見に行く」
なんてありえないじゃないですか。ありえない世界の話をされると、どうしても興ざめしてしまうってのはあると思います。これはコント漫才全般に言えることなのかもしれないです。
その点ミルクボーイのネタは、お題がコーンフレークにしろモナカにしろ、身近なもの。そしておかんの言ってるものが何なのか
「分からない」んですよね。
分からないからこそ、現実に起きてもおかしくない。ミルクボーイと、おかんと同じ目線で漫才を楽しめる。そういう面白さがあると思います。
現実味があるという観点から見るとかまいたちは素晴らしかったと思いますが、漫才として綺麗すぎてインパクトに欠ける感じはありましたね。「えっそこでチー聴取っちゃうの?勿体無くない?」みたいな。
ぺこぱも新しくて面白かったけど、「ノリツッコまない」のテンポロスがちょっと気になりましたね。あれが面白さでもあるんですけどw
コンビとしてもまだまだかなー。「精進しろよ少年」って感じです。
まあでもM-1通して一番面白かったのは上沼恵美子ですね。俺が和牛大好きナオンだったら発狂してただろうな。
さて、麻雀オタクがM-1の話して終わりってわけにもいかないので、軽くですけど牌譜検討します。
自分で考えるだけでは限界があるので、皆さん意見をくれると嬉しいです。取り扱っている局面に限らず。
一人で86件以上のコメントを書き込むのはお控えください。
T1-0 1巡目
ポン打7sとし萬子・筒子混一色の両天秤とした。
萬子の混一色ではほとんど3900止まりだが、7sを残せば西チャンタ三色ドラ1の満貫ルートが残る。和了率でも大きく差が出るので、ここはポン打1mが良い。
T1-0 10巡目
南家の3副露は8pチー打5p、東ポン打7m、2sチー打7m。
また、自家、北家の9mにラグあり。
打牌候補は1289pのいずれかとなるが、ここでは打8pが良いと結論付けた。
以下、順を追って説明していく。
7mが四枚見えで9mにラグがかかるということは、南家の9m対子所持が濃厚。
南家の仕掛け前の手牌を再現すると、
xx7799m579p13s東東 となる。(9mをポンしていないので、xxは対子ではないことが分かる)
xxの部分にそれぞれ79p,78pを当てはめて考える。
7799m57799p13s東東 から8pチー打5p
七対子一向聴から8pをチーするだろうか?また、鳴いた後の打5pにも違和感がある。7mを切るのが普通だろう。
7799m57789p13s東東 から8pチー打5p
食い伸ばしからの仕掛けだが、どうせ東頼りの手なので8pはチーして手牌価値を高くするのが普通だろう。
南家に対して8pはほぼ当たらないが、9pは当たる可能性が全く否定できないことが分かった。なのでノーテンから9pを切ってはいけない。
また、ダブ東とドラを切って両面チーをしている東家はほぼ聴牌と見て良いだろう。2pも切りたくない。
最終的に1pと8pの比較になるが、受け入れ枚数と南家に対する9pの放銃率の低さを加味し、打8pが勝るように思う。
まとめると、それぞれの打牌の優劣は8p>1p>>2p,9p となる。
実戦中にここまで考えられるわけではないが、南家は9m対子を所持していること、東家も聴牌なことに気付ければ及第点といったところ。
実戦では、南家の仕掛けに目を取られてしまい東家の聴牌に全く気づかず、打2pとしてしまった。
麻雀は4人でやるゲームなので、常に他家全員の動向を伺う必要がある。
T3-2 7巡目
自家は七対子ドラドラの一向聴だが、仕掛けの入り乱れている局面。
打牌候補は1m,7m,2s
まず七対子と面子手両天秤の打1mは自然なようだが、一番悪い選択だと思う。他家の河が濃く、もう終盤と言って差し支えないので七対子一本に絞る。
実戦では見た目枚数重視の打2sとしたが、北家の仕掛けは789の三色やチャンタが濃厚。
よってここでは、後に危険になり重なりやすさも2sと大差ない7mを先に処理する方が良い。7mは南家にも危険である。
T3-3 5巡目
タンヤオ+好形変化を最大限に見て打9sとした。8sが一枚切れで、北家が索子の高い変則手模様の河であることも大きな要因となる。2~3巡遅いと打3mとする。
T4-0
麻雀が上手い。3000-6000ツモ。
N2-0 4巡目
2pと1sの比較。打1sとした。
ツモ2sは役有り聴牌が確定し、より広い一向聴になる。それに対してツモ23pはより広い仕掛けの効く一向聴になる。3pチーの食い伸ばしも効くため、打1s有利だと思う。
N2-0 5巡目
ポン打2pとしたがどうだっただろうか。平場より局消化が重要な局面とは言え、トップ率は下がりそう。巡目も浅いため4mポンから入るのは早計だったように感じる。
7mを鳴くかどうか。
東家の仕掛けは白ポン打1s。明確な聴牌サインはないものの河が濃く、両面待ちなら候補は25s36s47s36p辺り。
スルーして萬子を落としていくのがトップ目の手筋だったか。本譜はチー打6sが2900放銃に。
正直自分の雀力では判断がつかなかった。
N2-1
痛恨の18000放銃。
ただこれは
・上家の打点・向聴数が分かりづらい
・待ち候補が多い
・現物が少なく、ここで降りても後に手詰まる可能性が高い
等の要素から、仕方のない放銃だろう。
打点は大差だが、全局の2900の方が「罪な放銃」だったように思う。
N3-0
打2mとした。
聴牌枚数、最終形ともに打2mが勝る。
少し考えれば簡単に分かることだが、9mを切っているからと言って手拍子で7mをツモ切りするのだけは避けたい。
N4-1
和了トップだが放銃すると45pt失うシビアな局面。ここは打4mとした。
79pを払っていくのが自然だが、36mが埋まっても仕掛けの手順は残らないのに対して、8pが埋まるとチャンタでの仕掛けが見える。
N4-1 3巡目
スルーしたが、ここはポンするのが良かったように思う。
ポンして守備力が低下することを嫌ったが、ポン材が全て優秀(西家以外は打点を作ってこないことが予想されるため、通常より89sがポンしやすい)なため、ポンすれば放銃抽選より先に和了抽選を受けることができそう。
ポンした場合は南家のトイトイ読み、並びにアシストに期待し打7pとするのが良いか。
N4-1 9巡目
打9pとしたが明確なミス。9pは誰も持っていない可能性がかなり高いが、9mは東家に持たれているかもしれない。
何故9pを切ったのかというと、9mの枚数を残り2枚だと誤認していたからである。
押し引き・副露判断の甘さ、牌理への理解度の浅さもさることながら、こういう単純な見落としの頻度が鳳凰卓上位層と自分の一番の差なのではないかと思う。
自身の課題が多く見つかった一戦だった。それではまた。